つれづれ語る:私の好きな人
私が洗い物をしていたら、その人の使うガラスのコップを割ってしまった。
がしゃん、って嫌な予感しかしない音、洗い場には無残なコップの姿。
ふりかえってその人と目が合う。
「けがしてない!?」
なぜ、いのいちばんに私の心配してくれるんだろう。
怒られるって思ったのに、あなたのコップだよ?気に入ってたでしょ?
優しいなあ、ありがとう。だいすき。
仕事一杯抱えてて、減らないなあ、今日も帰れないなあ、グチなんて言っても帰れないから手を動かそうー、感じるな、考えるな、手を動かせ。
「みずきさん、これ、もうやった?」
「(うげ)……やってないです」
「じゃあ進めとくわ」
「!(え、マジか)」
まじだった。
お忙しいのに何で手を動かしてくれるのか。早く帰りたいだろうに。
すみませんって言っても、「なにが?」って言うの。
「いや、だって……私の仕事が遅くて」って言っても、他意もなにもこもっていないナチュラルなトーンで、「いいよいいよ」って言ってくださる。
口じゃなくて手を動かしてくれる人、自分がいっぱいいっぱいでも手伝ってくれる人、その人に頼まれなくてもあの時助けてくれたご恩返しになればとついついスキを見て手伝いたくなっちゃう。
ありがとー。
重たい扉、たまたまその人の後ろにいたら、そっと片手で支えてくれる。
すぐ後ろにいるんだから、その手は無くたっていいんだよ。
でもねえ、その気持ちが嬉しいです。
お心づかいありがとうございます。
向かいから歩いてきた人が、ほんのちょっとぶつからないようにずれてくれる。
あ、優しいなあ。ありがとうございますって小さくぺこり。
「今日はどこが勝つかなー」って楽しそうに話しかけてくださるお顔をみてると、私まで楽しくなってきます。ついでにおかげさまで相撲にちょっと詳しくなった気がします。
お天気のお話もしてくれます。アメダスも。
まったく興味がない話題でも、そうやって話しかけてくれるの嬉しいです。
ありがとうございます。お体、大事になさってくださいね。
これ聞いてみなよって、好きなアーティストさんのCDとDVDを貸して下さった。
この迷いなく好きなものを進めて下さる感じ、かっこいいなー。
未知なる音楽に出会えました。世界が広がりました。
ありがとう。
ひたむきに頑張ってる姿をみて、私も頑張ろうって勇気づけられる。
自分はそれできないって言うけど、これそんなにできるなら絶対できるよ。私が保証するよ。ただ、やる気出せたらって条件付きだけど(笑)
がんばれ、好きなことできるように。
私はなんでそんなにそれやりたがってるか理解できないけど、あなたが自由に好きなことできる世界であってほしいから、できることなんだってやるよ。めんどーだけど、仕方ない。なんてね、うそだよ、半分(笑)
面倒だけどなんだってやってあげるから、がんばれ!
ぜったいできる!保証する!大丈夫!大丈夫だ!ぜったい!
根拠?
できる・できないの二択を100回くりかえしたとき、できるが出ない確率ってどれくらいだと思う?
算数得意っていうならやってごらんよ!
あなたができない世界なんてありえないから!
おやすみ!
だいすきだよ!