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好きなことを好き勝手に書いています

暗いかも : そんな神様はいらないって思った話

ほっぷ、すてっぷ、ジャンプ!って訳じゃないんだけど、今なら書けそうだなって思ったので、書いてみる。

 

 

私のそばに優しい人がいました。

Aと呼ぼう。

Aは、他人のために働く人でした。

 

 

 

自分がバカにされようが何を言われようが、「いいよ、気にしないで」って言うくせに、自分の知る誰かがちょっとでも傷つけられたら、烈火のごとく怒った。

本当に、火がついたみたいに怒ってた。

その怒りを、力を、ちょっとでも自分に向けたらいいのにって思ってた。

 

誰かに喜ばしいことがあれば大枚はたいてた。自分にかけるお金が少なくなろうが気にしてなかった。

もったいないって気持ちはさらっさらなくて、本当に喜んでほしくて、その人のために動いた。

その人が裏で何か言っていたとしても気にしなかった。

自分がその人のためにしたいからって動いてた。

自分への評価はかまわなかったし、利用されているかもしれないからやめなよって言ったって「大丈夫、ありがとう」って…、困ったような微妙な笑顔で応えていた。

 

私には、Aの笑顔に、

  • 自分に寄せられる心配や気遣いに感謝しているのと、
  • どうしたらいいかわからない、といった戸惑いの色、
  • それと好意

を見いだしていていた。

 

 

 

書きながらせつなくなってきた。

 

 

なんでだろう、

なんでこの人、連れてっちゃったんだろう。

 

 

これからまだまだたくさん楽しいことあるべき人だったのに。

 

 

 

いっつも相手のことばっかり!!

ばかじゃないの、ばっかじゃないの。

 

 

 

私、思ってた。

 

 

Aはいい人だから、きっとこの先いいことがあるはず。

 

 

きっと、神様が見ててくれて、よきように取り計らってくれる。

 

 

こんなに、いい人なんだもん!!

 

 

 

私、無知だったよ。

 

  

“きっと”は、来ないよ。

来なかったよ。

 

 

”いつかきっと”って思ってたけど、来なかったよ。

 

 

“きっと”が来る前に、その人は唐突にいなくなっちゃった。

誰にもどうしようもできない形で、遠退いてしまった。

 

 

 

 

その事実を確認した瞬間、わかった。

 

 

 

 

「あ、神様っていないんだ!」

 

 

 

 

 

 

「もし神様がいたら…、こんな結末にしないよね。

 

これがベストだって、

もしその神様とやらが言うんなら…、

 

私は、そんな神様、いらないわ」

 

 

 

神は死んだってカントだっけ、って思ったらニーチェだった。

在る意味、観念の死なんだろうか。よくわかんないけど。

 

よくわかんないけど、

 

私はAが誰かに頑張る以上に、A自身にもっといいことが起きてほしかった。

そうなるって信じてた。

 

そうじゃないってわかったら、もう神様なんか待ってらんないって思った。

 

いつか、いつか、いつかって言ってたら、いつの間にか終わっちゃう。

 

 

だから、私は、やるべきこと!って思ってたことを急に放って、見たい絵を見に行ったりした。

憧れていた場所を訪れた。

ただ、淡々と眺めていた気もするし、感じていたし、楽しんでいた気もする。

 旅する意味なんて、なかったかもしれない。

その当時のノートを読み返すと、なんだかふわふわした気分になる。

 

 

神様っていると思う?

 

 

 

私、奇跡はあると思ってる。

不思議なことも、いいことも、ラッキーなことも、しあわせなこと、楽しいこと、私、全部あるって胸張って言える。

 

でも、それは神様を待っててもしょうがないとも思う。

いや、神様はいるって思っててもいいんだけど、思っていようがいまいがどうでもよくて、"今"、自分掴むものだと思う。

 今、目の前の自分なんだと思う。

 

いつかなんて言ってたらダメだ、今だよ。

今、笑おう。今から考えよう。いま、手、動かそう。

 

 

明日とかまた今度とか、今度なんていつだかわかんないよ。

生き急ぐんじゃなくて、今にいるって自覚するんだ。

大丈夫だよ。

自分がいれば、全部叶えられる。私はそう思ったよ。 

 

 

はー、言っちゃった!書けちゃった!!

言いたかったんだ。

誰かに聞いてほしかったんだ。画面の向こうにいてくれてありがとう。

重かったかな?ごめんね、でも、うれしい。ありがとう。

 

 

おやすみ!