「書く」ということ、なぜ書くかは置いておいて
昨日と似たタイトルだけど、間違いじゃないんだ。笑
ブログを書くときのように、モーニングページのように、心の赴くままに言葉を載せるのは楽しい。
昨日、そう書いた。
その「書く」とは違って、
なにがなんでも外に形にしなきゃだめ!!
っていう想いを言葉にする、「書く」ということもあるなあって話。
そして、その書いたものが誰かに届いた瞬間の話。
あの、頭ではわかっていても、心が納得しないってあるじゃないですか。
頭では何度考えても正しくて、きっと世間一般は、その答えを正しいって言うはずなのに、自分の胸の奥底では「嫌だ!」って言う時。
正しいとか正しくないとかどうでもよくて、ただ「嫌だ!」って切実に思う時。
嫌だ!ってなにさ!
って思うんだけど、嫌だと言う気持ちがてこでも動かない時。
そんなときがあったんですよ。
私、中学生だったかの時のことです。
よく覚えていて・・・・、例が例として機能しているかはあれなんですけど、例えばBちゃんっていう子がいて、Bちゃんは展示会に作品を出したかったんですよ。
で、Bちゃんはとってもとっても頑張ってたんですよ。
で、私とAちゃんも展示会に作品を出していて。
で、Bちゃんは作品を頑張り過ぎちゃって、・・・でもそのせいで、締め切りに間に合わなかったんです。
もう、本当にどうしようもない理由で間に合わなかったの。
Aちゃんが、
「Bちゃんは締め切りに間に合わなかったんだから、展示会には出さないのは当然でしょ」
って言ったの。
実際、締め切りを守らないと色んな事が面倒になって、不都合になって、色んな人に迷惑をかけてしまうのね。
でも、Bちゃん、悪くなくて。
いや、締め切り守らなきゃっていうのはわかるの。
でも、本当にBちゃん本人にはどうしようもないことだったの。
頭ではわかっててもBちゃんもショックでへこんでいて・・・。
でも、Aちゃんは、
「締め切りを守らなきゃいけなかったのに、Bちゃんは破ったんでしょ。仕方ないじゃん。早く行こう」
って言うの。
私は、Aちゃんと仲が良くて、Aちゃんの言っていることを“正しい”って思っていて、Aちゃんがすきで、だいすきで。
だからこそ、『仕方ないじゃん、ルール破ったんだから』っていうAちゃんに納得できなくて。
こう、理解はできても、納得ができなくて。
Aちゃんに、
「いい。私、行かない。Bちゃんといる」
って言いきってしまって・・・、その後、Aちゃんとケンカっぽくなったということがあって。
ああ、書きながら思いだしてきてへこむ・・・(*ノД`)ノノオオオ
で、もやもやが収まらなくって。どうしようもできなくて、苦しくて。
正しいはずの答えに同意できない自分をどうしたらいいかわからなくて・・・
・・・書いた。
当時、ささやかな小説・・・というか短編?SS?みたいなのを書いていて、このモヤモヤを、私の言いたいことをこめて、とーーーーっても私的だなあ~って思いながら書ききった。
基本的に創作は楽しいものがいい!っていうのが私のスタンスだったから、けっこう自分的にはびっくりで。
でも、誰かにAちゃんのこと話したくなくって。Aちゃんのこと、好きだからこそつらくて。そんな言い方してほしくなくって。
行き場がなかったから、文章にしたの。
いいや、誰にも読まれなくても!
もともと私の創作はそこまで読まれていないし、更新頻度もそんなに高くなかったの。
せっかく読んでくださっている人いるのに、こんなこと書くんだ・・・って思われるんだろうなあ~・・・・もういいや。もう書きたくて、しょうがないんだもん。
かなしいような、いたたまれないような、わかってほしくて、でもきっとわかってもらえない。
そんな気持ちがつまった、何とも言えない作品が出来た。
半年くらい経ったときかな~
ホームページに載せてて、メールフォームからメッセージが届いたの。
『この作品を読めて、なんだかわからないけれど、ほっとしました。
ありがとうございました。』
そんな、誰かの言葉が届いたの。
・・・うれしかったなあ。
メールフォームだから、本当にどこの誰かはわからないんです。
私自身、理解と納得について書いた文章のことなんか忘れてて。
感想を読んだ瞬間、なんでか「あ、届いた!」ってぱっと言葉が浮かんだの。
さっと雲の合間から光がさしたような、やっと辿りついたような、心が軽くなる感じがした。
この瞬間のために、書いたのかなって。
このモヤモヤを、誰かにわかってほしくて発した言葉が、誰かの胸の内に溶けたんなら、こんなうれしいことってないなあって。
言わずにいられない何か、
なんで書きたいのか、その理由はわからなくても、芽生えた瞬間の先の未来にはこんな心がはずむ瞬間があるのかも。
そんなことを思いつつ、書きかけの文章に手をつけている今日この頃・・・
Have a nice dream!(。pω-。)