welcom to my home, Amber! (琥珀の話)
ときめいた。
琥珀(こはく)にときめいた。
お日様を溶かし込んだみたいなきらめきが好きだ。
ろうそくのともりのようなゆらめきがすきだ。
炎のような熱を持ったオレンジや赤褐色、
それでいてとろんとしたはちみつハニーなイエロー、
それらがうまいこと溶け合って、なんだか昔懐かしい飴玉みたいな、
夕焼けみたいな、朝日みたいな空のグラデーションみたくなってるところがまた好きだ。
その中に結晶があって。
それがまた、きらきらした星なのか、光なのか、閃きをそのまま閉じ込めたきらめきで見ていて楽しい。
あっちから光を当ててみたり、
こっちから角度を変えてみたり、
違う表情を見せるペンダントトップに心を奪われる。
部屋のライトでさえ綺麗なんだから、日差しに照らしてみたら、どんなにきれいだろうって思ったけど、
琥珀って天然樹脂だから、日差しはよろしくないらしい。
残念!!って思ったけど、
太陽を思い出すような輝きと、
ひなたぼっこしている気分にさせてくれる存在だからこそ、
くもりぞらの今の季節にはピッタリかも!って思った。
ほら、セーターの上につけるにはちょうどいい。
この琥珀は海深くで採れたものらしい。
気が遠くなるほどの時間をかけて、誰かに見つけられて、誰か彼かの手にかかって今の形になって、そして見初められて、私の元にやってきたと思うといとおしさが増すばかり・・・
旅行先のおみやげとしてプレゼントされたものなんですよ。
とってもうれしい!!感謝!
このペンダントとどんな風に出会って、どんなことを考えて選んでくれたかを想像すると、その物語性がまた広がって嬉しい。
旅先で思い出してもらえたって、そのこと自体うれしい。
旅先で出会って手にするアクセサリーって、それぞれの旅を思い出せるから、なんだろう、そのとき感じたココロごと身に着けられる気がして好きだ。
食べているとき、ただ食べているんじゃなくて、イメージごと食べてるっていうのがあって。
それと同じだなって。
イメージ・・・イマジネーションごと手にした感じ。
空気感だったり、ときめきだったり、ぬくもりだったり、風だったり、さわやかな風が肌を撫ぜた瞬間、みたいな心地よさごと、私は身に着けた気分になる。
鏡を見るたびにニヤニヤ~。
誰かに見られないようにしないとなあ。
余談だけれど、琥珀って英語で、「Amber」っていうんだよ。
Aにアクセントで、eとaの混ざった音ね。
なんか友達みたーい!って思った。
しかし由来を辿っていくと・・・マッコウクジラの高級オイルなんだって!ほんとに!?
ドイツだと"燃える石"って訳されるんだって。すてきだなあ、納得だ。